願生浄土

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 1945年6月のニューヨークタイムス紙には黒煙におおわれ、燃え上がる大阪空襲の航空写真が掲載されていた。 その記事の横には婦人服の広告が掲載されていた。
ワシントンの図書館で作家小田実はその火の中を逃げまどう中学生の頃の自分を思い出していた。
 9歳の時、真珠湾攻撃のニュースに喜んだこと、弁護士だった父親に「日本は負ける」と言われたこと。 やがて、空襲は激化し自宅も燃え上がったこと。街は異様なにおいに包まれたこと。なにもかも焼き尽くされ、戦争が終わったこと。


 航空写真は鳥瞰図。鳥が空の高いところから地上を見る眼。
逃げ惑う人びとが見るのは炎と焼け落ちる家。地をはって動きまわる虫の眼。
 彼は鳥瞰図(ちょうかんず)に対して虫瞰図(ちゅうかんず)と名付けました。

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